2017年3月31日 田中雅慶教授ご退職にあたり

2006年1月4日雪降る中、赴任された田中先生。早いもので2017年3月31日をもって退職されました。研究者として30数年の歩みを特集。また、下記フォームにてエピソード等受付中。

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〇私の好きな物理法則

”変分原理”~すべての基本法則はここから

〇ひとこと

 

大学院の定員は大幅に増え、昔に比べると多くの人が大学院で研究できるようになりました。また、何を学ぶかについても多くの情報が容易く得られる環境にあります。なのに、多くの学生は流行の分野に行きたがり、大勢に流される傾向にあります。100人居れば100の個性があるはずなのに…。

 

研究の現場では個性や感性が最も大切です、知識や経験はあとから付いてくる。人と同じことをやっても学問の世界では認められません。日本の将来はだいじょうぶなのだろうか?

         

          田中雅慶個人データより

 


〇田中先生の歩み

1941 昭和26年12月 北九州市で誕生
1975 昭和50年 3月 九州大学工学部応用原子核工学科卒業
1980 昭和55年 3月 九州大学大学院工学研究科博士課程修了
    この間、名古屋大学プラズマ研究所にて研究
          4月 名古屋大学理学部研究生
1981 昭和56年 4月 日本学術振興会奨励研究員
1983 昭和58年 4月 九州大学応用力学研究所 助手就任
1987 昭和62年 4月 九州大学総合理工学研究科 助手就任
1994 平成  6年 4月 文部省核融合科学研究所 助教授就任
2006 平成18年 1月 九州大学大学院総合理工学 教授就任
2009 平成21年 8月

職場で”くも膜下出血”を発症。3度の危篤を乗り越える。

               12月

プラズマ核融合学会「第14回技術進歩賞」受賞

2010 平成22年 3月

過酷なリハビリの末、奇跡の職場復帰

2011 平成23年 4月

科学研究費 基盤研究A採択

   

講義再開「プラズマ波動論」

2013 平成25年 3月

病後初、日本物理学会で発表。

2017 平成29年 3月

研究者として34年間、定年退職を迎える

   

田中雅慶個人データより